ナノカーボンの科学

篠原久典

ナノ構造化学は、フラーレンやナノチューブの発見が契機となって大きく発達した。炭素のナノ物質は金属原子などと比較して、かなり異なった性質を持っており、研究が活発だ。本書では、フラーレンやナノチューブが発見され、炭素のナノ物質化学が爆発的に発展した時代を最前線で活躍してきた著者により、生き生きと語られている。炭素ナノ物質のみでなく、科学一般についてその魅力が語られており、高校生にはぜひ読んでほしい一冊だ。 (ブルーバックス)

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