電気発見物語 見えないものが、どのように明らかになったか

藤村哲夫

「電気」という概念の発見から通信やコンピュータへの活用まで。電気のたどった歴史が描かれた良著。本書では言及されていないが、人類の電波、電磁波開拓の挑戦はその後も続いており、現在は電磁波「ミリ波・テラヘルツ波」が注目されている。ミリ波で70GHz帯のものは車載レーダーに用いられ、自動運転技術発展の要である。またミリ波、テラヘルツ波は宇宙から地球に降り注ぐ興味深い電磁波。別の書籍『アルマ望遠鏡が見た宇宙』(平松正顕・渡部潤一監修)では、最新の電波観測(検出)技術を用いた巨大電波望遠鏡から見た宇宙について書かれている。科学として純粋に面白く、こちらもおすすめしたい。 (ブルーバックス)

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