教育・心理の本

森林を生かした野外教育

飯田稔

アメリカから日本へ野外教育を伝え、その普及に努めた日本の「野外教育の父」である飯田稔氏。その考えや野外教育の意義、その実践についてわかりやすく述べられている。また、現代における直接体験・自然体験の重要性が理解できる。 (全林協)



やってのける 意志力を使わずに自分を動かす

ハイディ・グラント・ハルバーソン

コロンビア大学の心理学者による本。動機づけや自己制御に関する科学的な研究成果をもとに、より良く目標達成していくための方法を提案してくれる。目標を設定してもなかなか達成できない人や、人をサポートする立場の人へ。 (児島修:訳/大和書房)



スポーツを考える 身体・資本・ナショナリズム

多木浩二

部活動で行ってきたスポーツや、テレビで観たり応援したりするスポーツ。これらは身近に感じられる一方で、学問の対象として考えにくいものなのではないだろうか。最近では、スポーツが社会を変化させるほどの影響力を持っているともいわれるが、この本は、スポーツが社会や歴史と無関係ではないことを、様々な視点で紹介してくれる。スポーツに対する見方を拡げてみてほしい。 (ちくま新書)



家庭や学級で語り合うスマホ時代のリスクとスキル スマホの先の不幸をブロックするために

竹内和雄

子どもたちがインターネット上で出会う問題の生々しい具体例や、子どもたちが主体となった対策を紹介している。危険を知り、乗り越えることで、子どもたちに成長してほしいという著者の熱い思いが込められている。著者の竹内和雄先生(兵庫県立大学)は子どものネット問題やいじめ、生徒指導が専門で、講演など啓発活動も活発。 (北大路書房)



教師が育つ条件

今津孝次郎

大学の教員養成課程などを経て、いきなり先生として現場に立つ先生。必要なのが、教員を育てる環境の整備だと筆者は言う。「現場でこそ、先生は育つ」と、現職研修の重要性を説く。また、教科指導の力だけではなく、生徒や保護者と信頼関係を築ける力など、教師の資質をわかりやすく述べている。 (岩波新書)



死んだ金魚をトイレに流すな 「いのちの体験」の共有

近藤卓

いのちとは何か、なぜ生きているのか。こういった大きく重い問題を心に抱えながらも生きていくためには、何が必要でどうすればいいのか。その疑問に答えたいと考えて、この本を書かれた。ぜひ、一緒にこの重い問題を考えてみてほしいと思う。 (集英社新書)



ファスト&スロー

ダニエル・カーネマン

著者ダニエル・カーネマンはノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者だが、認知心理学を知るにはもってこいの本。タイトルの「ファスト&スロー」とは、人間の直感的な速い(ファスト)思考と、じっくり論理的に考える遅い(スロー)思考という意味で、この2つの組み合わせで人間は意思決定をするとしている。 (村井章子:訳/早川書房)



脳がシビれる心理学 ココロと脳はどこまでわかったか?

妹尾武治

コンピュータは美人がわかる? 成績を簡単にアップする方法がある? 悪役を演じると本当に悪人になってしまう? あくびは犬にも伝染する? などなどの疑問を、実際の研究を例にして解説する。著者は九州大学の実験心理学の先生。軽い口調で、楽しく読める本。 (実業之日本社)



聲の形

大今良時

耳の不自由な転校生の少女をいじめる少年だったが…。聴覚障害者に対するいじめをテーマにしていることから、大きな反響を呼んだ。しかし聴覚障害のある生徒が感じている様々な感情、コミュニケーション上での問題と解決策などが、よく見えてくる。学校で共に学ぶ障害がある仲間、学習に支援が必要な同級生をイメージしながら読んでほしい。劇場版アニメも制作された。 (講談社コミックス)



WILLPOWER 意志力の科学

ロイ・バウマイスター、ジョン・ティアニー

どうすれば意志力を鍛えることができるのか、そのヒントが満載だ。セルフコントロールを発揮するための「意志力」について、科学的にどのような方法で検証が進められており、何が明らかになっているのかを知ることができる本。セルフコントロールや意志力の問題は、社会心理学の中の重要なテーマの一つ。個人が自分の目標をかなえていくためにも、また社会のなかで人々と共存していくために衝動を抑えて自制しながら暮らしていくためにも、意志力は重要だ。 (渡会圭子:訳/インターシフト)


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