分子レベルで見た触媒の働き 反応はなぜ速く進むのか

松本吉泰

空気からパンを作った男、ハーバー。20世紀初頭の食糧危機を救ったのは「ハーバー・ボッシュ法」とよばれる、窒素と水素からアンモニアを合成する反応だ。本書は、触媒研究の代表例として、この開発物語から始まる。触媒反応の分子レベルでの解明をめざした研究の歴史を振り返りつつ、触媒の機能・現象について詳しく解説。入門書としても適している。 (ブルーバックス)

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