国や地域間の考え方の違いや利害関係などにより、世界で戦争が絶えることはありません。しかし世界の平和や安全に向けた努力を怠ることなく、国際問題の解決に力を注いでいくことが大切です。探究学習では、歴史や地理、現代社会・公共など多角的な視点から、たとえば「なぜ沖縄に基地があるのか」「なぜ核廃絶は難しいのか」といったテーマを設定して調べ、考察することができるでしょう。また、戦争文学や難民文学のような文学作品(国語や英語)を通して、安全保障・平和、国際問題にアプローチすることもでき、現代社会・公共や政治・経済、歴史から、貿易摩擦など国際問題について考えることもできます。
平和や安全保障、国際問題については、政治・経済【国際関係論】、【政治学】の分野で安全保障や国際協力、国際協調、グローバルイシューなど、さまざまな研究が行われています。また、世界の平和と安全の維持、人権、国際間の取引などについて定める国際法は【国際法学】の研究テーマで、紛争地域の研究は【地域研究】でも行われています。そして現在の戦争や国際問題につながる歴史や文化は歴史学(【史学一般】)や【文化人類学・民俗学】、平和や人間の尊厳(人間の安全保障)といったテーマは【哲学・倫理学】でも研究されています。
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国際関係論 国際社会の紛争解決。平和のために |
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国際法学 国際社会の新たなルールを作りたい |
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地域研究 世界は広い。いろいろな地域を知りたい |
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哲学・倫理学 時間とは? ゲノム編集はいいの? 本質をつく。道徳も問う |
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政治学 国の統治、地域行政、戦争の克服。民主主義を問う |
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史学一般 地域に偏らない! テーマ主義で歴史を調べる |
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文化人類学・民俗学 世界の民族、庶民の文化を知りたい! |