河合塾グループ 河合塾

文学・芸術の本

私の個人主義

夏目漱石

夏目漱石の書物全ての中でも、特にお勧めしたい作品です。漱石のロンドンでの苦悩、そして西欧人になりきれないと割り切った後に到達した自己本位の境地。そうするしかない...

言語学の散歩

千野栄一

言語学の、一般向けのエッセイ集。月刊『言語』誌に好評連載のものに加筆・推敲した23篇が収められている。本書は平易かつ面白いのだが、学問的レベルは高く、言語学で研...

ことばと文化

鈴木孝夫

言語によって世界の見方が異なる。社会のルールによって、ことばの表現方法が異なる。こうしたことが、具体的事例から理解できる。英語を学んで、日本語との表現の違いに驚...

砂の器

松本清張

人間の欲望、世間の不条理について考えさせられる。

音楽の基礎

芥川也寸志

音の羅列は、どうして「音楽」として聞こえるようになるのか。記譜法や音階など、音楽の学問的基礎には、その答えが隠されている。本書の音楽理論の説明はやや難しいが、そ...

三国志

横山光輝

漫画界の巨匠・横山光輝が、吉川英治の『三国志』を基調に自身の解釈を加え、漫画で、黄巾の乱から蜀の滅亡まで、中国の三国時代の様々な攻防戦や人間関係を描いた大作。ス...

城

フランツ・カフカ

代表作『変身』で知られ、人間の存在の不条理を描いた作品を多く残す、カフカの長編小説。測量士のＫは、伯爵家から城に呼ばれる。しかしなぜ呼ばれたかわからないまま、し...

第四間氷期

安部公房

「万能の電子頭脳を開発した博士がある中年男の未来を予言しようとしたことをきっかけに、事態は意外な方向に展開していく・・・」という物語。1960年代に書かれたフィ...

ペスト

カミュ

外部と遮断された孤立状態の中で、必死に「悪」と闘う市民たちの姿や、人間性を蝕む「不条理」を描いた長編作です。

しろばんば

井上靖

文学作品は受け取り方も人それぞれです。『夏草冬濤』『北の海』などもおすすめです。

異邦人

アルベール・カミュ

人を殺し、動機は「太陽のせい」と答える主人公。アルベール・カミュを一気に有名にした小説。1942年の作品。今置かれている環境で「生きにくさ」を感じている人にこそ...

誓いの休暇

第2次世界大戦下での青年と少女の淡い恋、友情、母と息子の別離などを、悲しくも爽やかに描いた作品です。1959年に制作されたソ連映画ですが、世界各国で今も人気があ...

日本語の起源

大野晋

日本語学の考え方や、研究論文の論理に、強く心を打たれます。日本とは何か、日本語はどういう言語か、というようなことにきちんと回答を与えてくれる、貴重な書物です。青...

細雪

谷崎潤一郎

戦前の関西を舞台に、上級階級の四人姉妹が織りなす日々の物語。谷崎文学は耽美的な作風、倒錯的・背徳的な主題で有名だが、この作品は少なくとも表面的にはそういう世界と...

ジェーン・エア

シャーロット・ブロンテ

恵まれない境遇にある主人公が、自由と自立を目指して、自らを高める努力をしながら、力強く生き抜いていく小説です。派手さはありませんが、どのような時代や環境をも乗り...

若き詩人への手紙・若き女性への手紙

リルケ

表題の二作品のうち、「若き詩人への手紙」は、ある青年に対して詩人・リルケが送った一連の手紙をまとめた書簡集。創作にまつわる青年の悩みや彼が感じている孤独に対して...

伊豆の踊子

川端康成

歪んだ自分に嫌気がさした思春期後半の青年が、伊豆への旅とそこで出会った踊子への淡い恋心によって再生する物語である。思春期に悩みは尽きないもの。受験で悩みすぎてし...

関連する学問

20.文化・文学・歴史・哲学の学問をみてみよう
河合塾グループサイトのご案内
みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ