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プラスチックは自然に分解されないため、海に流れ出ると、波や紫外線で劣化して細かくなる。こうして5ミリ以下になったのが、マイクロプラスチックだ。マイクロプラスチックを魚などが食べてしまうと、魚の体内に有害物質が蓄積していく。すると、この魚を食べた鳥やヒトの体にもプラスチックが入り、悪影響を及ぼす。このため、プラスチック製品をどう減らすかが世界的な問題となっている。
マイクロプラスチックの環境中の状態を研究するのは【環境動態解析】、【環境モデリング・保全修復技術】などで、環境や生物への影響の評価は【環境影響評価】、【放射線・化学物質影響科学】、【環境リスク制御・評価】といった分野で行われている。土木工学の【土木環境システム】でも、水の汚染について研究する。また、魚などへの影響は【水圏生産科学】、レジ袋の有料化などの政策は【環境政策・環境社会システム】の分野となる。
そして【環境材料・リサイクル】ではプラスチックに代わる材料の開発やプラスチックのリサイクルについて、【高分子・繊維材料】では自然に分解されるプラスチックの研究を行っている。