学べる大学は?
研究をリードする大学
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注目の大学
東北大学農学部 生物生産科学科 海洋生物科学コースHPへ【免疫、遺伝育種学、発生】 特産のカキやホタテ、ウニなどの貝類や無脊椎動物の免疫というユニークな生理学的研究で有名。水産動物の免疫機構の解明を生理学・生化学・分子生物学のアプローチから取り組む。また、遺伝研究からは、有数の漁場、三陸の沿岸域の女川で、世界に例のないナマコやアワビなどの海産無脊椎動物の養殖適品種の樹立を目指し、遺伝育種学的研究を行う。ヒラメ・カレイの身体の非対称性形成を分子や遺伝子のレベルで解き明かしていく研究も。それは増養殖魚の安定的な生産にも繋がる。 |
金沢大学理工学域 生命理工学類 海洋生物資源コースHPへ2018年に理工学域を改組し、生命理工学類を新設。その中に、海洋生物資源コースを設置し、さらに2019年に能登海洋水産センターを開設。次世代の養殖技術に取り組む松原創先生や、マグロの代理親魚技術に挑む竹内裕先生を中心として、海水はもちろん、深層水や井戸淡水も利用できるセンターにて養殖技術の開発研究を行っている。金沢大学環日本海域環境研究センターでも研究は活発だ。 |
三重大学生物資源学部 海洋生物資源学科HPへ【魚病学・免疫、ゲノム】 養殖漁業の盛んな伊勢湾をひかえ、三重県の真珠産業として重要なアコヤガイの品種改良、精子冷凍保存の研究を行う。水生生物の進化をゲノムレベルで解明する研究も行っている。 |
愛媛大学農学部 生物環境学科 環境保全学コースHPへ【増殖・養殖、水産生物環境学】 水産養殖生産額日本一を誇る愛媛県で、水産業を持続可能なものにするための環境にやさしい養殖業の技術開発など、水産生物の利用と保全の両立を果たす研究について学べる。ニホンウナギを用いた精子制御形成、卵形成の制御機構を分子レベルで解析する研究も行える。 |
鹿児島大学理学部 理学科 生物学プログラム/水産学部 水産学科HPへ【魚病学・免疫、稚魚】 黒潮の分岐点で亜熱帯と温帯の両水域にまたがるという地の利を生かした、魚病学や栄養生理学の研究等が活発。鹿児島・佐賀・琉球大からなる連合大学院は水産学研究の拠点なので、さらに研究を深められる。 |
琉球大学理学部 海洋自然科学科 生物系HPへ珊瑚礁に生息する多種・多様な生物を調べることができる。 |
福井県立大学海洋生物資源学部 海洋生物資源学科HPへ【増殖・養殖、ゲノム、免疫】 生態学、内分泌学、遺伝学などの手法を駆使し、魚類の統合的な進化研究を展開する研究室がある。日本海・海洋生物資源の研究拠点、海洋生物資源臨海研究センターは魚病の感染のしくみや病原生物の研究が進められ、飼育実験から臨海実習まで幅広く行われる。海洋生物資源学部の多くの教員・学生が利用する。 |
東海大学海洋学部 海洋生物学科/水産学科 生物生産学専攻HPへ【行動学】 何といっても村山司先生のイルカ研究が目玉。イルカの知能や行動生理の研究を行っているのは日本ではココだけ。学生にとっても魅力あふれる研究だ。 |
東京農業大学生物産業学部 海洋水産学科HPへ【増殖・養殖、魚病学】 全国の水産系学科の中で比較的新しく、若く熱心な教員がそろっている。オホーツク海に隣接するキャンパスと臨海研究センターや関連施設で、充実した実験・実習ができる。狭い学問領域にこだわらず、生理学、魚病学、遺伝学、さらには生態学までを複合的に取り入れ、自然の力を上手に活用した視点で、増養殖技術に関する教育・研究が注目される。 |
日本大学生物資源科学部 海洋生物学科HPへ【魚病学・免疫、内分泌】 研究室の多彩さは全国の水産系学科の中でもトップクラス。魚の病気や海洋微生物が生産する生理活性物質研究、水族の生命現象を分子のレベルから研究する進化生物学研究などユニークな成果を上げている先生が揃っている。 |
水産大学校生物生産学科HPへ【増殖・養殖、魚病】 下関にある修業4年の大学校。卒業生には大学とほぼ同等の資格が与えられ、他大学の大学院への入学も可能だ。 |
活躍する研究者
こんな研究で世界を変える!〜最新研究を読もう
注目の研究者
坂本崇 先生
東京海洋大学 海洋生命科学部 海洋生物資源学科/海洋科学技術研究科 海洋生命資源科学専攻 【水産分子遺伝育種学】養殖魚の耐病性について研究。ウイルス病、細菌病、寄生虫病など養殖魚の病気に対する抵抗性のメカニズムは、まだ明らかになっていない。各個体の耐病性の有無を識別可能なDNAマーカーを開発し、それを用いて耐病性魚の育種を行うことで、水産業に役立つ。 HPへ |
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小林徹 先生
近畿大学 農学部 水産学科/農学研究科 水産学専攻 HPへ |
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澤辺智雄 先生
北海道大学 水産学部 増殖生命科学科/水産科学院 海洋応用生命科学専攻 【マリンビブリオ】海洋細菌の代表格であるビブリオ菌の進化系統学的な基礎研究から始まり、次世代エネルギーである水素ガスの生成まで手がけている。 HPへ |
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藤本貴史 先生
北海道大学 水産学部 増殖生命科学科/水産科学院 海洋応用生命科学専攻 【染色体操作】染色体操作の次世代ホープ。 HPへ |
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菊池潔 先生
東京大学 農学部 応用生命科学課程 水圏生物科学専修/農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻/水産実験所 【魚類の性決定遺伝子の進化】トラフグを中心としたゲノム育種研究と魚類の性決定遺伝子の進化研究の両立を実践している。 HPへ |
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斎藤大樹 先生
愛媛大学 南予水産研究センター 【始原生殖細胞の細胞移植】細かい実験の精巧さは目を見張る。 HPへ |
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和田実 先生
長崎大学 水産学部 水産学科/水産・環境科学総合研究科 水産学専攻 【貧酸素水塊の形成に関わる微生物過程の解明など】海洋微生物生態学でしっかりと教育研究に取り組む。特に小、中、高校生向けの実習教材の開発にも熱心であり、発光性の海洋細菌を用いた教材はすでに製品となっている。 HPへ |
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永田恵里奈 先生
近畿大学 農学部 水産学科/農学研究科 水産学専攻 【フナズシから分離した乳酸菌の有効利用】水産発酵食品であるフナズシは寿司の原型といわれる。フナズシから乳酸菌を分離し、養殖魚の健康維持に役立てる研究を行う。食品に興味がある人には魅力的な研究。どちらかというと男性が多い水産分野において女性研究者として頑張っている。 HPへ |
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家戸敬太郎 先生
近畿大学 水産研究所 【マダイの病原性微生物による疾病予防に関する研究など】魚類養殖のメッカ、近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)で教育研究に従事する。消化菅内細菌叢に乳酸菌などを定着させることで病気を予防するという面白い研究をする。近大水産研究所は魚が好き、魚釣りが好きという人には、最高の環境である。 HPへ |
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渡辺佑基 先生
総合研究大学院大学 複合科学研究科 極域科学専攻/国立極地研究所 【動物生理生態学】多くの生物に共通する理論を実際のデータを用いて検証している。 HPへ |
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山羽悦郎 先生
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 【染色体操作、発生工学】 HPへ |
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佐藤克文 先生
東京大学 農学部 応用生命科学課程 水圏生物科学専修/農学生命科学研究科 水圏生物科学専攻/大気海洋研究所 【動物生理生態学】主に魚、ウミガメ、ペンギン、アザラシ、クジラといった水生動物の研究を進めてきた。まだまだ未解明のこの分野で、データロガーという新しい小型の記録計を動物に装着するバイオロギングの手法で、水生動物の行動、生理、生態にについて、多くの生物に共通する理論を検証している。 HPへ |
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吉崎悟朗 先生
東京海洋大学 海洋生命科学部 海洋生物資源学科/海洋科学技術研究科 海洋生命資源科学専攻 【遺伝子工学、細胞工学】 HPへ |
おすすめ本
情報系 化学技術全般
暗号解読 ロゼッタストーンから量子暗号まで
サイモン・シン
最先端領域に宿る天才たちの壮絶なドラマ。歴史の背後に秘められた、暗号作成者と解読者の攻防―加速する情報戦争の勝者はいったい誰か?『フェルマーの最終定理』に続く世界的ベストセラー、待望の完全翻訳版。
海外で学ぶなら
University of California, Santa Cruz/カリフォルニア大学サンタクルーズ校(米)HPへ海洋生物 HPへ【海洋生物の生理・生態】 フィールドが近く、実習が多い。ジャイアントケルプ生態系で楽しみながら学べる。 |
Washington State University/ワシントン州立大学(米)HPへSchool of Biological Sciences HPへ【染色体操作、細胞工学】 アメリカの同分野ではオーソリティ。 |
University of New South Wales/ニューサウスウェールズ大学(豪)HPへSchool of Biotechnology and Biomolecular Science HPへ【極限環境微生物】 南極大陸のオーストラリア基地近くの湖沼にいる極限環境微生物の研究などが特色。日本からの留学生を意識し、日本語のホームページを設けている。 |
Universiti Malaysia Sabah/マレーシア・サバ大学(マレーシア)HPへ理学部 魚類養殖学コース HPへ【養殖学】 東南アジア特有の魚類養殖、養殖排水を植物の生産に利用する複合養殖などの研究が活発。日本人の養殖学専門の教員が勤務している。 |