学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
カーボンナノチューブとは、炭素原子だけでできた、太さナノメートル(10億分の1メートル)のチューブ状の物質のことで、ナノテクノロジーの代表的な素材である。性質は、軽くて、引っ張りにも熱にも強く、劣化しづらい。さらに、一度に大量の電流を流すことができて、熱伝導性も高いというスーパー物質だ。このため、半導体、燃料電池、光学機器、バイオテクノロジー、他の物質と複合させて、ビルや橋、自動車や宇宙船の材料などとして使えないかと期待されている。
【ナノ構造化学】、【ナノ構造物理】、【ナノ材料化学】、【ナノ材料工学】といったナノテクノロジー分野のほか、無機質なので【無機工業材料】、【無機材料・物性】の研究分野でもある。
また、電子デバイスや半導体材料として【電子・電気材料工学】、熱に強いため【熱工学】、構造材料として優れていることから【機械材料・材料力学】、【構造・機能材料】の分野でも研究されている。さらに、ナノバイオテクノロジーの分野でも応用できそうだと、【細胞生物学】など生命科学の分野でも注目されている。