学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
バイオマスとは、動物や植物など生物から生まれた資源のこと。生物は自然に増えたり育てて増やしたりできるので、バイオマスは再生可能な資源として期待されている。
学問としては、林業の間伐材や製材のときの廃材を燃料とするのは【木質科学】と関係する。また、家畜の排泄物や汚泥、生ゴミを微生物によって発酵させてメタンガスを作るのは【動物生産科学】、【応用微生物学】、【土木環境システム】、稲わらなど農業の廃棄物の燃料としての利用や、とうもろこしなどバイオマスの原料となる農作物の生産は【作物生産科学】と関係する。環境保全への貢献という点で【環境農学(含ランドスケープ科学)】でも研究される。海藻やプランクトンのバイオ燃料や肥料への利用など、水の生物のバイオマスとしての利用は【水圏生命科学】で研究されている。
また、資源の種類にかかわらず、資源を化学反応によってガス化するといった研究は【触媒・資源化学プロセス】、【反応工学・プロセスシステム】で行われている。生物から出た廃棄物を資源として活用するという点では【環境材料・リサイクル】の研究テーマでもある。