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植民地とは、国外に移住者を送り出し、支配下においた土地のこと。かつてヨーロッパ諸国は世界の多くの地域を植民地にしていた。日本も、戦前には台湾や朝鮮半島などを植民地にしていた。
植民地の歴史的経緯については、【ヨーロッパ史・アメリカ史】、【アジア史・アフリカ史】、【日本史】、それ以外の国や世界史の視点から【史学一般】で広く研究されている。また、植民地は、植民地で産出される貴金属の獲得、プランテーションでの農作物を生産、植民地を市場とするため、など経済的な目的で獲得されてきたため、【経済史】の研究テーマでもある。また、現在の日韓問題や、開発途上国のほとんどがかつての植民地であるなど、植民地は、現在の国際社会に課題を残しており、【国際関係論】や【政治学】と関係する。
文化的には、【文化人類学・民俗学】のうち「文化人類学」は、もともとは支配していた国が植民地を統治するために、現地の民族の文化を調査・研究したところから始まった学問。植民地には「コロニアル様式」といって、宗主国の建築様式の建物が残っており、【建築史・意匠】の研究分野となる。