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★は関連度
植物が太陽光を利用してエネルギーを得る光合成は、究極のクリーンエネルギー。光合成については小学校でも学ぶが、生物の細胞の中で複雑な反応が起こっており、分子レベルでは未解明なことも多い。
そんな光合成は、植物の反応としては【植物分子・生理科学】、農作物の面からは【作物生産科学】の研究分野となる。また、【機能生物化学】、【応用生物化学】といった分野でも、光合成の反応の仕組みの研究が行われている。微生物の光合成を利用して水素を発生させ、その水素を燃料電池に使おうという研究もある(【応用微生物学】)。
そして、植物を真似た人工光合成を実現させてクリーンなエネルギーを作り、二酸化炭素を減少させようという一石二鳥の研究も行われている。化学の視点では、【エネルギー関連化学】や、人工光合成を仲介する「光触媒」が無機物質なので、【無機化学】といった分野が関係する。木が吸収する二酸化炭素固定化による地球温暖化抑制の面では、【森林科学】、【環境動態解析】が関係する。