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★は関連度
原子番号1番。水素原子が2つ結びつくと水素分子となる。水素は無機物質なので化学としては【無機化学】の分野になり、様々な分子との合成は【合成化学】となる。水素は宇宙に最も多くある原子で、地球上では、ほとんどが水(H20)のように、ほかの原子と結びついて存在している。このように、地球や宇宙にある原子としての水素について研究するのは【地球宇宙化学】の領域。地球のどこにどんな状態であるのかを研究するのは【岩石・鉱物・鉱床学】だ。
水素原子の構造や性質について研究するのは【物理化学】。その性質のひとつが、水素は酸素と混ぜて火をつけると燃え、一定の濃度以上では爆発するというもの。しかし、水素と酸素が反応して燃えても二酸化炭素は排出されず、水ができるだけだ。そこでこのクリーンなエネルギーを、燃料電池や水素自動車など、エネルギーに利用する研究が進んでいる。この研究には、【熱工学】、【反応工学・プロセスシステム】、【エネルギー学】、【エネルギー関連化学】、【触媒・資源化学プロセス】といった、様々な、熱や化学反応に関する分野が関係している。