学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
貧困とは、国連開発計画の定義によると「教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のこと」。このような状態を「絶対的貧困」という。ほかに「相対的貧困」があって、住んでいる地域の所得の中央値の半分以下の所得しかない状態をいう。日本の貧困の問題は、基本的に相対的貧困だ。
世界的にみた、開発途上国などの貧困問題の研究は【地域研究】で行われており、貧困をなくすための国際社会での協力は【国際関係論】の研究テーマでもある。
また、どんな地域やどんな環境に置かれた人が貧困におちいってしまうのかなど社会の研究は【社会学】で行われている。そして、生活保護など社会保障に関する法律は【社会法学】、社会保障制度は【財政・公共経済】、社会福祉行政は【政治学】、具体的な支援は【社会福祉学】の研究テーマとなる。また、貧困家庭の子どもの問題は「子どもの貧困」といって、【教育社会学】や【子ども学(子ども環境学)】でも研究されている。