共同研究 転向
思想の科学研究会
転向とは、弾圧などによって自分の思想や政治的な主張を変えること。日中戦争前の社会主義運動家の転向から、戦中の自由主義者やキリスト教徒の転向、そして戦後の国家主義者の転向まで、昭和初期から戦後までの日本の知識人の転向の歴史を研究した本。日本の知識人が権力に迎合してきた歴史を知ることは、現在の社会の状況を理解する上でも、今後の知識人のあるべき姿を考える上でも重要だ。特に若い人たちには過去の日本の言論界、知識人の惨憺たる歴史から、強大な権力に対する身の処し方について、悪い意味でも良い意味でも学んでほしい。
(東洋文庫)
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