分子生物学の夜明け 生命の秘密に挑んだ人たち
H.F.ジャドソン
1930年代半ばに誕生した分子生物学の、1970年までの歩みの記録。本書はDNAの二重らせん構造を発見したクリックとワトソン、アポトーシス(細胞の自死)の研究で知られるシドニー・ブレナーなど、111名もの研究者らへのインタビューや20名余りの人との手紙や電話でのやりとりをもとに書かれており、研究者の業績だけでなく、考え方や生き方が臨場感をもって伝わってくる。この本を通し、分子生物学の面白さ、ワクワク感を知ってほしい。
(野田春彦:訳/東京化学同人)
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