死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの

堀川惠子

19歳の少年が日本列島を縦断しながら4人を次々に射殺した「永山事件」(1968年)。第一審、控訴審、差し戻し審と裁判が進む中、死刑、無期懲役、死刑と裁判所の判断が揺れた。本書には、この事件に携わった人たちがどのような思いを抱いていたのか、こんな凶悪な事件でなぜ死刑の判決を出さなかった裁判官がいたのか、被告人の心境がどのように変化していったのかが描かれている。少年事件や死刑制度のあり方について考える上での必読の書。同じ著者の『永山則夫―封印された鑑定記録』も併せて読んでほしい。 (講談社文庫)

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