自由の秩序 リベラリズムの法哲学講義

井上達夫

法哲学とは、法とは何か、法とは何であるべきかについて問う学問です。その根本問題といえるのが、自由とは何か、正義とは何かという問いです。この本は、日本における法哲学の第一人者である井上達夫が、こうした問いについて、具体例を交えてわかりやすい形で答えようとするものです。

自由や正義はどのように理解されるべきか、それを実現するための秩序はどのようにあるべきかというのは、誰かが絶対的な客観的真理を知っているというような性格の事柄ではなく、一人一人が他者との対話を通じながら見つけ出していかなければならないものです。答えがないかもしれない。しかし答えがないことも、それ自体示されるべき答えでありうる。また、そのような問いがありうること、そしてそれに取り組むことに価値があることを、ぜひ学んでほしいと思います。 (岩波現代文庫)

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