海から生まれた毒と薬

Anthony T.Tu、比嘉辰雄

海洋生物と医療との意外な関係がわかる。海洋生物から発見された化合物から生まれた薬があるが、どのように医薬品に応用されたのか、生体内でどのような働きをしているか述べられている。合成化学の学問領域では、このような化合物を必要なだけ供給するための合成法について研究を進めているが、天然に存在する化合物をなぜ化学合成する必要があるのか、その研究の意義が示されている。大学生対象なので、やや難しい専門用語なども出てくるものの、化学に興味がある高校生なら十分理解できるだろう。 (丸善出版)

同じ分野のおススメ本

みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ