バリ島芸術をつくった男 ヴァルター・シュピースの魔術的人生

伊藤俊治

バリ島に伝わる伝統芸術・芸能の大部分は、第二次世界大戦前に、植民地バリに滞在した一人のドイツ人が創作し、地域の人々はそれを受け入れたと言われている。地域の伝統文化と考えられているものの多くは、実は近現代に、地域外の人間に創造されたものだ。地域文化の問題を明らかにし、地域の支配・被支配の再考を迫る作品。 (平凡社新書)

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