スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。 未来を思索するためにデザインができること

アンソニー・ダン、フィオナ・レイビー

デザインというと、美しい形や色を与える、製品の仕様を設計する、あるいは、使いやすさを追究するといったことを指すと思うかもしれないが、著者はデザインを「デザインを、社会に議論を呼び起こし、問題を発見し、問いを立てるメディアであり、倫理や権利について考えさせる力を持った表現」であると捉える。そして、今ある世界に別の可能性を提示する「スペキュラティヴ・デザイン(思索的デザイン)」を提唱する。本書では、アート・小説・イラスト・写真・映画などを用い、新たなデザイン観について解説。スペキュラティヴ・デザイン実践者の事例も豊富に紹介されている。 (久保田晃弘:監修、千葉敏生:翻訳/ビー・エヌ・エヌ新社)

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