胎児の複合汚染 子宮内環境をどう守るか

森千里

胎児の先天異常が何故生じているかの解明や、複合汚染のリスク評価をどのようにすべきか、今なお、「環境リスク制御・評価」分野での最先端の研究テーマとなっている。1997年、「奪われし未来(シーア コルボーンほか:著)」という本が出版され、「環境ホルモン」と疑われる化学物質によって、次世代(生まれてくる赤ちゃん)への悪影響などが懸念され社会問題となった。この本は、その数年後に出版された本だが、胎児への化学物質の悪影響は現在も世界的に重要な研究課題となっていることがわかる。この本では、本問題の重要性を指摘するとともに、化学物質のリスク評価研究の更なる発展の重要性や、予防のための考え方を提案する内容となっている。 (中公新書)

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