巨大地震の科学と防災

金森博雄

地震や津波のメカニズムやプレートテクトニクス、地震波、地震のメカニズム、地震のマグニチュードなどの基本的な知識が解説されている。さらに、過去に起きた地震や津波の事例、例えば世界最大のチリ地震、昭和三陸地震などを挙げながら、著者がそれらから何を学んできたかについて詳しく述べている。地震の予知・予測に関して重要な、予測・警報など地震・津波防災の現状およびそれに関する重要な課題が挙げられており、“命を守る”ために地震・津波を知ることの重要性が論じられている。著者は、モーメントマグニチュードという巨大地震の正確な規模を考案した地震研究の第一人者。最新の概念“アスペリティ”なども解説している。 (瀬川茂子、林能成:構成/朝日新聞出版)

同じ分野のおススメ本

みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ