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ことば・物語って、歴史・文化って

三国志　演義から正史、そして史実へ

渡邉義浩

184年、中国で黄巾の乱が起こると、後漢は動揺し、戦乱の時代を迎えて、やがて魏、蜀、呉の三国が鼎立する。この時代の「正史」が歴史書の『三国志』。明代に時代小説と...

ハムレット まんがで読破

シェイクスピア

シェイクスピアを原典で読むのはちょっと、という人にオススメ。特に将来外国人と交流したい人は、この「まんがを読破シリーズ」で色んな名作文学のあらすじだけでも知って...

英語史で解きほぐす英語の誤解　納得して英語を学ぶために

堀田隆一

高校生の皆さんは、なぜ英語を学ぶのか、英単語のスペリングはなぜ複雑なのか、なぜknightのkやenoughのgなど読まない文字があるのか、なぜ不規則動詞がある...

葛藤する形態　第一次世界大戦と美術

河本真理

第一次世界大戦は日本では影の薄い戦争と捉えられがちです。しかし実は、第一次世界大戦こそが私たちが生活している「現代世界」の基本的な枠組みを作り出した出来事だった...

飢餓海峡

水上勉

水上勉の代表作にして、社会派推理小説と呼ばれたジャンルの代表作。犯人を捜す面白さではなく、どのような状況の中で人が犯罪に手を染めてしまうのかを探るところに力点が...

金子みすゞ名詩集

金子みすゞ

「私と小鳥と鈴と」や「こだまでしょうか」などの詩は知っているかもしれませんね。子ども向けに書かれた童謡なのでとても平易なことばを使っていますが、どれも真理を突い...

古代国家はいつ成立したか

都出比呂志

古代国家は律令制とともに形成されたという理解がある中、初期国家という概念を用いて、それより前の時代から古代国家の形成過程を考えようとしたのが、都出比呂志さんです...

考古学を科学する

中條利一郎、石田肇、酒井英男：編

考古学といえば文科系の学部に所属する分野であり、文系のイメージが強い。その一方で、分析手法や探査手法は理系分野であり、自然科学的な裏づけが研究成果の客観性を持た...

諸葛孔明伝　その虚と実

渡邉義浩

『三国志』に登場する劉備の軍師として知られる諸葛孔明。著者は『三国志』、『後漢書』、『後漢記』、『華陽國志』などの資料の分析を通し、「正史」としての『三国志』や...

図書館戦争シリーズ

有川浩

普段本を読まない人でもすらすら読める、とても読みやすい文体で書かれています。現実にはあり得ない状況設定ではありますが、何故言論の自由を、武器を使ってまでも守らな...

徳川秀忠　江が支えた二代目将軍

福田千鶴

歴史研究は、古文書に則していながら、研究者の生き方や理念と密接に関係していることがわかる本です。内容もわかりやすいです。

発掘で探る縄文の暮らし　中央大学の考古学

小林謙一

著者が自身の研究を紹介しながら、発掘調査の方法や遺跡のあり方など、考古学の基本からわかりやすく解説し、縄文文化の解明への試みを具体的に説明した本です。著者は新し...

秘境ブータン

中尾佐助

かつて秘境と呼ばれたブータン王国への探検記であり、当時の自然や民族の伝統的文化を科学的視点から鮮明に紹介しています。自然資源を巧みに利用する異文化とヒマラヤの自...

飛鳥の都　シリーズ日本古代史3

吉川真司

古代史の必読書。7世紀、初の女帝とされる推古天皇の時代から、天武・持統朝に古代律令国家の基盤が作られるまでの過程を平易に解説した書です。

北朝鮮へのエクソダス　「帰国事業」の影をたどる

テッサ・モーリス＝スズキ

国際関係の大きな物語と普通の個人の小さな物語との交錯を生き生きと描き出した名著。1959年12月から始められた在日朝鮮人の北朝鮮への「帰国事業」をめぐる、日本、...

本は読めないものだから心配するな

管啓次郎

様々なジャンルの本や写真集、映画をめぐる珠玉のエッセイ集。特に詩的なテクストとの付き合い方についての深い洞察に満ちている。この本の帯に、作家でフランス文学者の堀...

李鴻章　東アジアの近代

岡本隆司

李鴻章は、東アジア近代史の転換点となった日清戦争の清朝側の最高指導者。彼は、官僚として出世街道を歩み始めてまもなく、太平天国や第二次アヘン戦争に直面し、近代兵器...

和本のすすめ　江戸を読み解くために

中野三敏

和本とは、手漉きの和紙を用いて作られた本のこと。近代以前の日本文化を理解するのに欠かせない和本について、変体仮名を読み解くなど和本リテラシーの重要性を述べた上で...

外国語の壁は理系思考で壊す

杉本大一郎

もし外国語を文系科目として学んで「苦手だ」と感じている人がいたら、外国語そのものについて考えるきっかけに一読してもらえると嬉しいです。文系学問の柱のひとつがここ...

紀元二千六百年　消費と観光のナショナリズム

ケネス・ルオフ

「紀元二千六百年」とは、神武天皇による建国からちょうど2600年とされた1940年のことです。大日本帝国では、万世一系をたたえる記念行事が多く催されていました。...
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