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ことば・物語って、歴史・文化って

お菓子でたどるフランス史

池上俊一

菓子が、フランスという国家・社会の歴史の中で作られてきた歴史、そしてフランス国家・社会に与えてきた影響を明らかにしています。フランスで家庭に招かれた際に出される...

ギュンター・グラス　「渦中」の文学者

依岡隆児

『ブリキの太鼓』で知られるノーベル賞作家で、戦後ドイツ文学を代表するギュンター・グラスについてコンパクトに描かれている。ナチスの武装親衛隊員だったことを告白する...

コミュニティ・アートプロジェクト　ゼロダテ　絶望をエネルギーに変え、街を再生する

中村政人

秋田のアートプロジェクト「ゼロダテ」の実践記録。地方でアートプロジェクトを立ち上げ、街と人を活性化させていく7年間の経緯が、簡潔に記されています。「シャッターを...

セデック・バレ

日本の植民地支配に対して台湾の先住民セデック族が武装蜂起をした霧社事件に取材した映画。目を背けたくなる場面もあります。映画は事実と違う部分があるかもしれません。...

その一言が余計です。　日本語の「正しさ」を問う

山田敏弘

「こちらでよろしかったですか」や「コーヒーになります」など、アルバイトで間違った敬語と言われる言葉にも、成立した理由がある。一方、老人達は若者の言葉を責め立てる...

モチーフで読む美術史

宮下規久朗

美術というものは感性や好き嫌いで見るような趣味的なものではなく、文学と同じように、意味を伝達するものとして、文化や社会で尊重されてきた。特に西洋の美術は、古来様...

やっぱり世界は文学でできている　対話で学ぶ＜世界文学＞連続講座

沼野充義

文芸評論家としても活躍するロシア文学研究者沼野充義先生の対談集です。タイトルに「学ぶ」とありますが、勉強しようと読むのではなく、寝転がって、面白い話に耳を傾ける...

科学vs.キリスト教　世界史の転換

岡崎勝世

世界史の記述の背景にある、ヨーロッパの世界観の変化（キリスト教的世界観から科学的世界観への移行）を知る上で格好の入門書。世界史の学習がきっと面白くなるはずです。

海のグレートジャーニーと若者たち　4700キロの気づきの旅

関野吉晴

太古の昔、アフリカに生まれた人類は、住む地域を徐々に世界中に拡大していきました。この過程は「グレートジャーニー」と呼ばれます。グレートジャーニーの中で、太古の人...

宮本武蔵

吉川英治

視力低下の原因になるほど、夢中にさせられる『宮本武蔵（全7巻）』。武蔵の「技」に対する一途な生き方のようなものを学ばせてもらえる。

熊嵐

吉村昭

時は大正時代、ほんの100年ほど前の北海道の開拓村で実際に起きた事件をもとにした小説です。この時代はまだ、事件が起きてもすぐに誰かに電話などで連絡することができ...

辞書の仕事

増井元

『広辞苑』『岩波国語辞典』などの辞書編集に長年携わった著者による辞書づくり、言葉をめぐるエッセイです。日頃何気なく使っている言葉への意識が変わり、辞書を読みたく...

雪国

川端康成

いろんな意味で日本の美・原風景を体験できる名著だと思います。ぜひ小説を通じて、川端康成の「美」を体験してほしいと思います。

渡りの足跡

梨木香歩

渡り鳥の生態を扱った現代ネイチャーライティングの傑作。一万キロを無着陸で飛び続けることもある渡り鳥を追って、知床、諏訪湖、カムチャッカへと旅した記録。自然という...

日本史の謎は｢地形｣で解ける

竹村公太郎

「地形を見直すと新しい歴史が見えてくる」との書評通り、例えば、頼朝は何故狭く小さい鎌倉に幕府を開いたのか？関ヶ原で勝利した家康は何故田舎の江戸に帰ったのか？など...

怖い絵

中野京子

『怖い絵』（シリーズで出版されています）の解説を読み、絵の構図や時代背景を理解した上で、改めて絵を眺めると楽しいです。この本のおかげで、美術館巡りに興味が持てる...

本能寺の変　431年目の真実　

明智憲三郎

一般に、本能寺で織田信長が明智光秀に討たれた理由は、信長への遺恨だったと言われている。この本は、そうではないとして真実を明らかにしていく。著者は明智光秀の子で、...

丕緒の⿃　十二国記5

小野不由美

十二国記はどれも素晴らしいお話ですが、ここではあえて短編集を。国とは、法とはどうあるべきか、深い内容を含んでいます。

イギリス帝国の歴史　アジアから考える

秋田茂

欧米経済史では語られてこなかった近現代のアジア経済史をグローバルな視点で詳しく扱っている。近現代のイギリス帝国の経済的・文化的膨張が、アジア世界でどのように展開...

エクソフォニー　母語の外へ出る旅

多和田葉子

ドイツ在住の作家によるエッセイ。エクソフォニー（exophony）は、作者によれば「母語の外に出た状態一般を指す」（p.3）。ドイツ語と日本語で創作活動を行う作...
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