河合塾グループ 河合塾

ことば・物語って、歴史・文化って

考古学の教室　ゼロからわかるQ&A65

菊池徹夫

「なぜ、そこに遺跡があるってわかるの？」「遺跡は、なぜ土の中にあるの？」など素朴な疑問を通じ、考古学の本質や面白さを学べる良書。水中考古学、実験考古学、戦跡考古...

食べる西洋美術史　「最後の晩餐」から読む

宮下規久朗

「人は臨終になったら、いったい何が食べたいと思うだろうか」。著者は読者に問いかける。美術と食は深いつながりがある。中世にキリスト教によって食事に神聖な意味が与え...

日本人の英文法　完全治療クリニック

T・D・ミントン

中学校から蓄積してきた英文法の知識を、ネイティブの視点から矯正してもらえる点で、英文法に自信がある人にもない人にも一読を勧めたいです。「そうだったのか」と納得す...

有頂天家族

森見登美彦

ユーモアに満ちたファンタジー作品を多く手がけてきた人気作家・森見登美彦さんの一冊。主人公である狸たちが京都の町を舞台に、命がけで人間や天狗とのドタバタ騒動を巻き...

歴史学の名著30

山内昌之

古代ギリシアの歴史家に始まり、洋の東西を問わず著者が選んだ32の歴史書が紹介されている。ヘロドトス『歴史』、ブローデル『地中海』、イブン・ハルドゥーン『歴史序説...

老いてゆくアジア　繁栄の構図が変わるとき

大泉啓一郎

近年のアジアは経済発展が著しいが、日本のみならず、アジア諸国は等しく深刻な高齢化の問題を抱えている。この本は経済成長と人口構成の問題を興味深く論じている。社会保...

「国語」の近代史　帝国日本と国語学者たち

安田敏朗

支配力を強めたい近代国家が必要とするものは、国語の根幹となる標準語です。方言を統一した一つの言語を創造は、植民地での同化政策に不可欠だからです。言語の持つ負の部...

あらくれ

徳田秋声

自然主義文学の代表的作品で、大正時代に書かれたので文章は一見とっつきにくいかもしれませんが、是非読んでほしい近代小説です。「世界」とはどのようであるかではなく、...

ガウディの伝言

外尾悦郎

19世紀末に建設が始まり、今なお建設中であるスペインの教会・サグラダ・ファミリア。設計者である建築家・ガウディが亡き後、主任彫刻家として日本人彫刻家の外尾悦郎氏...

カラマーゾフの兄弟

ドストエフスキー

登場人物はみな欲望が深く、人としての一線を越えた人物ばかりが描かれているが、皆ピュアな魂を持っており、それぞれにとっての真実を追求している。「本当に神はいるのか...

キャッチャー・イン・ザ・ライ

J.D.サリンジャー

20世紀アメリカ文学の古典ともいえる名作。主人公ホールデンが語る思春期の少年が抱える様々な悩みや、言葉にならない不安が伝えられます。日本が世界に誇る作家村上春樹...

キングダム

原泰久

マンガを通じて中国の古い歴史を紹介しており、戦争の時の戦略など、いろいろと考えさせる物語になっています。人間が、苦しい時に、それを突破し逆転するためには、どのよ...

英語の感覚・日本語の感覚　＜ことばの意味＞のしくみ

池上嘉彦

なんで、道に迷ったときに、英語では「Where am I?」と言えて、「私はどこですか？」とは言えないのかといった、素朴ながら深い言語学のトピックが満載です。

輝く日の宮

丸谷才一

一人の女性国文学者の生き方、恋愛などを軸にしながら、彼女が現実の生活や研究の中で、失われた『源氏物語』の「輝く日の宮」の帖の姿を求めてゆく物語です。人文学研究に...

江戸時代とはなにか　日本史上の近世と近代

尾藤正英

なぜ江戸時代が長期的な安定を保ち得たのか、わかりやすく解き明かした著作です。歴史好きはもちろん、日本文化の特徴や日本人の心性に興味がある方にもおすすめできます。

山椒大夫・高瀬舟

森鴎外

『山椒大夫』は、中世の説教節『さんせう太夫』をもとにして改作した作品です。古典や伝承を近代において改作し、新たな生命を与える文学の試みについて、鴎外はホーフマン...

新・民族の世界地図

21世紀研究会

様々な民族の言語、アイデンティティ、宗教、日々の暮らしを歴史的観点から学ぶことができます。大学に入ると、いろいろな国から来た留学生や先生などに出会うことになるで...

星の王子さま

サン＝テグジュペリ

児童文学と分類されますが、人間存在の深淵を考えるのにふさわしい哲学的な書です。幻想的な美しい挿絵を楽しむだけでも気持ちが癒やされます。ちなみに著者サン＝テクジュ...

戦争と平和

トルストイ

ナポレオン戦争を時代背景に、ロシアの興亡や新しい時代の到来を描いた、文豪、ドストエフスキーの名作。歴史がどのように動いているのかを考えさせられる。

蒼天航路

王欣太、李學仁

劉備玄徳が主人公の三国志作品が多い中、曹操孟徳が主人公として書かれた三国志。これもまた、視点の変化によって価値観が逆転します。
河合塾グループサイトのご案内
みらいぶっくへ ようこそ ふとした本との出会いやあなたの関心から学問・大学をみつけるサイトです。
TOPページへ