現代社会って、経済って

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

地域再生プロデュース 参画型デザイニングの実践と効果

蓮見孝

日産自動車のデザイン関連部門を経て、筑波大学芸術学群時代には、茨城県の地域産業のブランディングなどにも携わってきた蓮見先生が、地域再生について語る。住民の意識改革や明るさの取り戻しなどが、行政主導のどんな施策よりも大切であると感じさせる。 (文眞堂)



アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界

堂目卓生

「経済学の祖」アダム・スミス。本書を読めば、経済学や法律学を学ぼうとする高校生は、この歴史的思想家の著作『国富論』『道徳感情論』に、自分の問題として、あるいは歴史的課題として、興味をかき立てられるはずである。 (中公新書)



経済学

データはウソをつく 科学的な社会調査の方法

谷岡一郎

数値や統計データは大きな説得力を持つがゆえに、扱い方を間違えると事実と全く異なる危険性がある。社会科学における「事実」とは何か、マスコミによる世論の誘導、健康に関するデータなどのテーマで、統計データを扱う際の落とし穴について、丁寧に仮説がなされている。 (ちくまプリマ―新書)



プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

マックス・ヴェーバー

先進工業国の二つのタイプを、ドイツとイギリスを例にとって説明している。例えば、時給あがるとたくさん働くようになる国、逆に働かなくなる国といった、身近な例を挙げ示すとともに、その相違の歴史的理由を宗教、倫理観など人々の考え方も含めて説明している。ドイツの政治学者、経済学者の1904-05年の執筆。 (大塚久雄:訳/岩波文庫)



空洞化のウソ 日本企業の「現地化」戦略

松島大輔

経産省の現役官僚が執筆した本。ここ30年来言われてきた、産業の「空洞化」について、様々な事例の検証を含め再検討を行っている。本書で著者が示した解で国内問題が本当に改善するのかの根拠はやや不足している感はあるものの、地方の中小企業において海外展開が進んでいることや、それが将来日本にもたらす影響を考察した点は、今後の国内地域経済を考える上で重要な視点を与えてくれる。本書は、産業政策・中小企業政策・産業集積政策に特化した内容となっているが、これらの政策を地理学的視点から読んでいくと、立地地域の状況を把握することなく、こうした政策を語ることはできないことが理解できる。 (講談社現代新書)



社会学

嘘つきアーニャの真っ赤な真実

米原万里

激動の東欧を生きた三人の女性を描いた実話。競争社会ではなく、自己責任の社会でもなく、友の秀でた才能を見ながら一緒に喜べる、そんな社会がかつてあったことが描かれている。第三十三回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 (角川文庫)



日本経済新聞

日々のニュースだけではなく、経済学者の最新の研究がシリーズで紹介されていたり、専門家の見方が掲載されていたりする。また、わかりやすい特集が多く、読み物としても楽しめる。最初は、関心のあるところのみを読めばよい。 (日本経済新聞社)



オリンピックの光と影 東京招致の勝利とスポーツの力

結城和香子

読売新聞の記者である著者が、IOC(国際オリンピック連盟)の20年の取材の上、東京招致の舞台裏を克明に描き、オリンピックの光と影を浮かびあがらせる。オリンピックとは何かについて再確認させてくれる本。 (中央公論新社)



急に売れ始めるにはワケがある

マルコム・グラッドウェル

「感染理論」を使って、集団の行動や社会現象のからくりを解き明かす。凶悪犯罪の激減、ヒット商品、感染症など、多くの身近な事例はどのようにして起こるのかが紹介されている。「背景の力」や「弱い紐帯」といった社会学で用いられる概念も解説されており、社会学的思考も養えられる。 (高橋啓:訳/SBクリエイティブ)



経済学

その数学が戦略を決める

イアン・エアーズ

病気の診断やヒットする映画の台本づくりなどに大量のデータを分析した結果が用いられている。それらの事例を通じ、データ統計分析の重要性や可能性を論じている。この本を通じ、合理的にものごとを決めることの重要性を理解してほしい。 (山形浩生:訳/文春文庫)



経済学

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

ダン・アリエリー

行動経済学本のベストセラー。合理的にものごとを決めることの重要性を理解した人ですら、「合理的」とされた決定を押し通すことが難しい。人は不合理に突き動かされることも多く、その理由や予測についての解明をこの本がしてくれる。 (熊谷淳子:訳/ハヤカワ・ノンフィクション文庫)



経済学

ファスト&スロー

ダニエル・カーネマン

ノーベル経済学賞を受賞した心理学者が、行動経済学をもとに身近な例を数多く提示しながら解説する。行動科学の原理を理解することは、自らをよくコントロールすることにつながる。直感(ファスト)と熟慮(スロー)のそれぞれについて考えるきっかけとなるだろう。 (村井章子:訳/早川書房)



経済学

功利主義入門

児玉聡

現代経済学を作り上げた要素の1つに、“経済人”の行動原理であるベンサムの功利主義がある。その功利主義とは何か。「あいつは功利的だ」というのは日本語の会話ではマイナスのイメージがつきまとうが、例えば、脳死状態の人の生命維持装置を外すべきか否か、ガンの原因であるタバコをどの程度厳しく規制するかなど、現実の問題を解決する際に、功利主義は一つの有力な判断基準だ。功利主義を知る本。 (ちくま新書)



経済学

20歳からの社会科

明治大学世代間政策研究所:編

若い世代に大きく関わる政策課題である、財政・社会保障、外交、教育、環境問題について、経済学・政治学などの知見に基づいてどのように考えればよいのか導いてくれる一冊。例えば、日本の財政にとって、医療・社会保障は喫緊の政策課題だ。中でも国民年金については、少子・高齢化社会ではこの仕組みがうまくいかないと、多くの財政学・公共経済学の研究者により指摘されている。なぜ国民年金の改革が必要か、なぜ改革が「先送り」されるか。これはまさに財政・公共経済の分析対象だ。本書では、こうした問題やその解決策についても紹介されている。「20歳からの」と銘打っているものの、財政や社会保障、若者の政治参加などに関心のある高校生にお勧めしたい。 (日本経済新聞出版社)



日本人はなぜ存在するか

與那覇潤

日本人とは?日本国籍、日本民族とは? 歴史学者の書いた教養書だが、その内容はとても社会学的だ。現代の社会学でもっとも重要なキーワードの一つである「再帰性」について、歴史学や哲学など様々な学問領域を横断する多様な視点から学ぶことができる。 (集英社インターナショナル)



哲学・思想

オウムという現象 現代社会と宗教

渡辺学

1995年の地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教。今も裁判は続く。そのオウム真理教が生まれてきた社会状況や宗教文化などを踏まえて、その先行形態やオウム真理教の成立や教義を明らかにする。そして、そこから生じてくる教訓を語る。著者は、宗教学者でありユング心理学研究者。 (晃洋書房)



社会学

男性の非暴力宣言  ホワイトリボン・キャンペーン

多賀太、伊藤公雄

ジェンダー論は女性だけの問題ではない。暴力と結びつけられがちな男性性からの脱却は、女性に対する暴力、いじめなど問題の解決には不可欠だ。私たちの社会で男性が背負う、男性のありかたを見直すことは、男性自身の解放につながるだろう。 (岩波ブックレット)



経済学

マネーボール

野球チームの再生を描いたドラマ。ストーリーを通じて、データ分析の重要さを知ることができる。また、スポーツにおいて利用されている統計学を見ることにより、統計学が様々な分野で応用可能なことを知ることができるはずだ。 (マイケル・ルイス:原作 ブラッド・ピット:主演)



社会学

しあわせに働ける社会へ

竹信三恵子

今日、私たちの社会で「働く」ことは、正社員としても非正社員としても相当に厳しい状況にあることを解説する。あわせて、それに対して具体的にどのような対応策があるのか、求めるべき社会の仕組みはどのようなものかを解説し、働くことによって幸せになれる社会を展望している。労働の困難の背景には、ジェンダーがあることも明快に指摘されている。労働者に何が保障されているのかという大切な知識も詰まっている。社会に出る前に是非読んでほしい一冊だ。 (岩波ジュニア新書)



教育・心理系

行動経済学 経済は「感情」で動いている

友野典男

経済を動かすのは、経済理論そのものではなく、感情を持った「人」である。人は合理的に動いているつもりでも合理的ではないし、選好の基準もうつろいやすい。経済を紐解くために人の心理を知る。著者は経済学者であるが、心理学的研究が数多く紹介されている。 (光文社)


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