現代社会って、経済って

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

統計学が最強の学問である データ社会を生き抜くための武器と教養

西内啓

あらゆる学問、ビジネスに大きな影響力を持つ統計学の可能性と有用性について説いた本。経済データに限らず、データを適切に扱い分析することにより、どのようなことが可能になるのかを知ってもらいたい。 (ダイヤモンド社)



社会学

ハマータウンの野郎ども

ポール・ウィリス

いわゆるイギリス版「不良少年」の研究本だが、一方で学校文化とは何かという点について、真面目に論じている。日本の学校文化を知る比較対象にもなるだろう。 (熊沢誠、山田潤:訳/ちくま学芸文庫)



経済学

超ヤバい経済学

スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー

全世界発行部数400万部のベストセラー『ヤバい経済学』の続編。「酔っ払って歩くのと酔っ払い運転、どっちが危険?」「テロリストを捕まえるには?」といった“ヤバい”話題を扱い、経済学の知識がなくても読める。人々は自分が幸福になるよう、つまり、自分にとって得になるよう行動している。しかし、その行動基準は正義や善意だけでは説明できず、また正義や善意の観念が誰しも同じとは限らないこと、一般に信じられていることでも、数字を分析すると真実でない時があることが書かれている。だから、人々が何を得と考えるかを明確にしないと、良い政策や法律は作れないということがよく理解できる本。その意味で理論経済学の意図がわかる。 (望月衛:訳/東洋経済新報社)



社会学

科学は誰のものか 社会の側から問い直す

平川秀幸

遺伝子組み換え作物から再生医療まで、私たちは暮らしに関わる科学技術の問題にどう向き合っていけばいいのだろうか。科学の営みと市民社会との関わりについて、文系のアプローチを通じて考えることを促す入門書。 (生活人新書)



日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか

矢部宏治

現実社会への関心を持つことが、社会科学への入口だ。本書は、日本が抱える「基地」と「原発」の謎と原因究明に迫る。そしてそれを解くカギが「日本の敗戦後6年半の占領期」にあるとして解説する。 (集英社インターナショナル)



アメリカの巨大軍需産業

広瀬隆

アメリカの政治・経済と戦争、紛争介入、そして国や軍需への意思決定に携わる人物を分析し、アメリカ経済に占める軍需産業の位置を詳しく紹介している。経済発展にとって、軍需産業がどのような役割を果たしているのかを考える上での貴重な文献である。 (集英社新書)



社会学

男性の非暴力宣言  ホワイトリボン・キャンペーン

多賀太、伊藤公雄

ジェンダー論は女性だけの問題ではない。暴力と結びつけられがちな男性性からの脱却は、女性に対する暴力、いじめなど問題の解決には不可欠だ。私たちの社会で男性が背負う、男性のありかたを見直すことは、男性自身の解放につながるだろう。 (岩波ブックレット)



社会学

お母さんを支えつづけたい 原発避難と新潟の地域社会

高橋若菜、田口卓臣:編著

原発事故から何年も経った今日も、多くの人が全国で避難生活を続けており、その中には大勢の母子も含まれる。避難する母子たちと温かく迎え入れた地域社会で、人と人がつながる様子を描く。支援者インタビュー、避難者からの手紙、子育て福祉専門家の解説、編者による原発避難の現状のデータ解説を収録。 (本の泉社)



教育・心理系

行動経済学 経済は「感情」で動いている

友野典男

経済を動かすのは、経済理論そのものではなく、感情を持った「人」である。人は合理的に動いているつもりでも合理的ではないし、選好の基準もうつろいやすい。経済を紐解くために人の心理を知る。著者は経済学者であるが、心理学的研究が数多く紹介されている。 (光文社)



カムイ伝全集 カムイ外伝

白土三平

日本社会と技術の歴史についての理解を深め、科学技術の「階級性」や、技術と差別という、根源的な問題系に触れられる漫画。同じく、同著者による『カムイ伝講義』も合わせて読んでほしい。より理解が深まるだろう。 (ビッグコミックス)



孫は祖父より1億円損をする 世代会計が示す格差・日本

島澤諭、山下努

有権者の多くが高齢者となる今後、高齢者の優遇・若い世代の冷遇の構図は目の前に迫っている。日本の財政・社会保障を考える上で、世代間格差の議論は不可欠だ。そのための分析道具である世代会計を平易に解説し、推計結果に基づき提言をしている本。 (朝日新書)



経済学

インベスターZ

三田紀房

漫画でありながら、現実の経済を理解するうえで大変有益な本。特に、ビジネスの第一線で活躍されている実在の人物が本編や巻末の対談で登場し、自分の経験等を語っているため、高校生のみなさんにとっても役に立つことが多いだろう。経済に関心がある人もない人も、まず、この本を読んで進路について考えてみてほしい。 (講談社コミックス)



社会学

女性を活用する国、しない国

竹信三恵子

世界の中でも女性の活用が進まない国、日本。その現状を諸外国と比較しながら解説し、将来の男女平等な社会のあり方を展望する。ブックレットらしく手軽に読める分量でありながらも、データをふんだんに使用しながら詳しく解説しており、充実した一冊だ。 (岩波ブックレット)



クライマーズ・ハイ

横山秀夫

1985年8月12日の日航機墜落事故を題材にした長編小説。地元紙の記者を主人公に、組織で仕事をするということ、物を書くということの難しさ、人間の命の価値などについて、読者を深い思考に誘う。著者の横山秀夫は事故当時、御巣鷹山のある群馬県の地元紙、上毛新聞の記者であった。 (文春文庫)



歴史・地理

砂糖の世界史

川北稔

かつて貴重品であった砂糖を求め、イギリス人はカリブ海の島々を植民地とし、砂糖プランテーションを建設する。それが、アフリカからの奴隷貿易につながる。イギリスでは、砂糖を入れた飲料を販売するコーヒーハウスが人々が集まり討論する場となり、政党や学術団体の設立につながる。砂糖は、世界を大きく変えた。砂糖以外にも、綿花、コーヒー、茶、小麦、あるいは現代なら原油のように世界中に需要がある商品がある。こうしたモノに着目し、それを求める商人や企業の活動、人々の消費動向の変化を分析することは経済史研究の中心的な課題の一つである。本書は、経済史によって何が明らかにできるかを、経済だけではなく、社会や政治、文化とも絡めて示している。『茶の世界史』『チョコレートの世界史』などの書籍も経済史の入門書として読むことができる。 (岩波ジュニア新書)



政治学・国際関係

一九八四年

ジョージ・オーウェル

イギリスの著者が1949年に約40年後の近未来社会を予測して書いたフィクション小説。政府による監視や、検閲、権威主義に凝り固まった社会を描く。言葉が破壊されていくとき、それは人間性も破壊し、暴力こそが自由だと考える人が生産されていく。今の日本の政治をじっくり考えるためにも手に取って欲しい。 (高橋和久:訳/早川書房)



急に売れ始めるにはワケがある

マルコム・グラッドウェル

「感染理論」を使って、集団の行動や社会現象のからくりを解き明かす。凶悪犯罪の激減、ヒット商品、感染症など、多くの身近な事例はどのようにして起こるのかが紹介されている。「背景の力」や「弱い紐帯」といった社会学で用いられる概念も解説されており、社会学的思考も養えられる。 (高橋啓:訳/SBクリエイティブ)



社会学

世界を見るための38講

宇都宮大学国際学部:編

「栃木というローカルな地域において、グローバルかつ普遍的な視点に立つ」宇都宮大学国際学部の38名の教員たちが、国際関係、アジア、文化、多言語、足元の地域、遠方の地域、学問の方法の7つの切り口から、複雑で多様で繊細、そしてますます混迷を深める世界を、自分の目で見るための「窓」を提供する。スウェーデンのごみ分別の現場を探り、スウェーデンが生き残りをかけて、持続可能な都市形成を戦略的に進めていること、福島原発事故後の乳幼児や妊婦の被害者状況を明らかにし政策提言していることなど、多様なテーマの38講。 (下野新聞社)



日本人はなぜ存在するか

與那覇潤

日本人とは?日本国籍、日本民族とは? 歴史学者の書いた教養書だが、その内容はとても社会学的だ。現代の社会学でもっとも重要なキーワードの一つである「再帰性」について、歴史学や哲学など様々な学問領域を横断する多様な視点から学ぶことができる。 (集英社インターナショナル)



理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性

高橋昌一郎

理論経済学の中心となってきた命題などを、哲学や論理学の側面からわかりやすく説いてくれる本。著者の「難解な話をわかりやすく楽しく進めるためには“雑談”が最も有効だ」との考えから、多彩な登場人物―会社員、経済学者、哲学史家、運動選手、科学社会学者等―がシンポジウムで自由闊達に議論を繰り広げるという形式でテンポよく展開している。 (講談社現代新書)


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