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移民とは、外国に移住すること。自分の国に仕事がなかったり、貧しく生活が苦しいために移民する人が多い。また、一定期間外国で働き、お金を貯めたら自分の国に戻る人を「出稼ぎ移民」、内紛や戦争などで命の危機にさらされ外国へ移住するほかなくなった人を「難民」という。
学問では、移民を送り出す国や地域の状況の研究は【地域研究】の分野で行われ、送り出す国と受け入れる国との問題については【国際関係論】、受け入れ側の移民政策は【政治学】、受け入れるための法律は【公法学】が関係する。また、自国の労働力不足のために積極的に移民を受け入れる場合、その政策は【経済政策】の分野となる。
そして移民による社会の変化や社会問題などは【社会学】、移民の子どもの教育は【教育社会学】の研究テーマだ。また、移民の歴史研究は、【ヨーロッパ史・アメリカ史】や【史学一般】が関係する。かつては日本からも、アメリカ、ハワイ、ブラジルなどに多くの人が移民した。