◆防衛◆

外国から武力攻撃されたときの備え

防衛とは、相手の攻撃から自分を守ること。国の場合は、外国から武力攻撃されたとき自分の国を守ることをいう。どのようにして国の安全を守るかを考える「安全保障」は、【国際関係論】の中で研究されており、その政策を実際に行うのは【政治学】の領域。戦争に関する国際的な取り決めは【国際法学】の領域となる。また、防衛の方策を検討するための世界各地域の状勢は、【地域研究】で研究されている。

日本の場合、防衛について検討する際には戦争の放棄を規定した日本国憲法第９条との関係を考える必要があり、憲法は【公法学】の研究領域となる。防衛に関連して戦争について考える場合は過去の歴史に学ぶことも必要で、【日本史】、【アジア史・アフリカ史】、【ヨーロッパ史・アメリカ史】、世界史としては【史学一般】が関係する。