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超伝導とは、電気抵抗がゼロのこと。通常、物質に電気が流れる過程で電気の一部が熱になって逃げてしまうが、この、電気の通りづらさが電気抵抗だ。電気抵抗の大きさは物質によって違うが、特定の物質を混ぜ合わせて一定の温度まで冷やすと、電気抵抗がゼロになる。こうした、物質の性質を研究するのが、物理学の【物性Ⅱ】の分野。この性質を何かに応用するための研究は【応用物性】や、超伝導の材料となる物質に応じて【金属物性・材料】や【無機材料・物性】といった分野で研究されている。
そして超伝導の物質を使うと電気のロスがなくなるので、【エネルギー学】、【電力工学・電力変換・電気機器】、【電子・電気材料工学】、【電子デバイス・電子機器】といった分野、コンピュータの集積回路など精密な場所で使う超電導物質の研究は【薄膜・表面界面物性】といった分野で研究されている。
超電導は、効率のよい送電、リニアモーターカー、情報・通信機器、磁場も検出・操作できるのでMIRなどの医療機器など、様々な分野に応用されている。