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政府によると「バリアフリーとは、多様な人が社会に参加する上での障壁(バリア)をなくすこと」。もともとは、障がい者や高齢者にやさしい社会にするために道路や建物の段差をなくすといったことを指していたが、現在は心のバリアも含め、あらゆる人が社会に参加するのを難しくしているバリアをなくすという意味で使われる。
学問としては、バリアフリーの道路やまちづくり、建物の設計は【土木計画学・交通工学】、【都市計画・建築計画】、【建築史・意匠】の分野で、家のバリアフリーは【衣・住生活学】の分野で研究される。障がい者や高齢者の立場からの研究は【リハビリテーション科学・福祉工学】の分野、障がい者や高齢者も使いやすい物のデザインは【デザイン学】の分野となる。
また、例えばキーボードは、目や手の不自由な人には扱うのが難しい。こうしたIT機器と人の接点を考えるのは【ヒューマンインタフェース・インタラクション】の分野だ。そして、どこを通ればバリアフリーで移動できるかといったことの調査は【人文地理学】、その情報の提供は【ウェブ情報学・サービス情報学】といった分野で研究されている。