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エコカーとは、地球温暖化の原因になるCO2(二酸化炭素)などの排出量が少ない、環境に優しい自動車のこと。ガソリンエンジンと電気モーターの2つを切り替えて走ることができる「ハイブリッドカー」、電気で走る「電気自動車」、水素を燃料とした燃料電池で走る「燃料電池自動車」、水素を直接燃料として走る水素自動車、天然ガスを燃料とする天然ガス自動車がある。
自動車の開発にはあらゆる工学の成果が応用されるが、例えば、電気自動車であれば【電力工学・電力変換・電気機器】が関係するし、燃料電池の触媒や化学反応には【触媒・資源化学プロセス】が、エンジンで燃料を効率よく燃やすには【熱工学】が、ITを使ってエンジンや電気モーターを効率よく作動させるには【制御・システム工学】が関係する。また、エネルギーの効率利用などは【エネルギー学】が関係する。車のボディを軽くすれば燃費もよくなるので、【機械材料・材料力学】も大切だ。そしてエコカーそのものが【環境技術・環境負荷低減】の研究テーマとなる。
文系からは、エコカーの普及や開発推進は【環境政策・環境社会システム】、自動車メーカーのエコカー開発は【経営学】と関係する。