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★は関連度
細胞核の中の染色体の中に折り畳まれている二重らせん構造の巨大高分子のDNA。このDNA上に生命の設計図である遺伝子がある。学問分野としては、【分子生物学】では遺伝子や遺伝子を制御する分子の働きなど、【ゲノム生物学】や【システムゲノム科学】では、生物の遺伝情報一揃い(ゲノム)についてや、遺伝子がどう影響しあってさまざまな細胞に分化していくかといったシステムに注目した研究を行っている。
また、【細胞生物学】ではDNAが格納されている細胞核について、【構造生物化学】では遺伝子や染色体の構造について、【機能生物化学】は遺伝子の発現に関わるタンパク質など、【発生生物学】では遺伝子が発現して卵細胞がさまざまな細胞に分化していく過程、【遺伝・染色体動態】では、染色体の減数分裂や細胞分裂など遺伝情報が受け継がれていく仕組みなどというように、生物学の多様な分野で多様な研究が行われている。
【ゲノム医科学】では、病気の原因となる遺伝子の特定、患者の遺伝子に応じた治療法の開発、遺伝子工学による再生医療の研究などを行っている。