石の目を読む 石器研究のための破壊力学とフラクトグラフィ

原著 :アレ・ツィルク

材料に生じるき裂を取り扱う力学を破壊力学と言いますが、一般的には機械構造物や橋梁などの重厚長大な構造物について語ることがほとんどです。き裂を取り扱う力学は、壊れない構造物を作ったり、逆にきれいに切ったりするためにも活用されます。

破壊力学の解説は高校生の方には難解ですが、それでも石の破面の美しさと力学がどう関係するのか を感じていただくのにおすすめです。きれいに割りたい、それがなぜこれほど難しいのか? 石器時代からの経験を20世紀に生まれた破壊力学で紐解くという点でユニークな本です。 (訳・編・著:上峯篤史 /京都大学学術出版会)

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