宇宙エレベーターの物理学

佐藤実

地球と自転速度が同じ衛星、静止衛星。重力と遠心力が釣り合うことで軌道を周回できるこの衛星の下方にはしごをつけると、地上方向への力(重力)が大きくなる。バランスを取るために、上方にも同じだけはしごを伸ばす。それをずっと繰り返していけば、地上と宇宙を結ぶエレベーターを作ることができる、かもしれない。本書は高校物理で勉強するレベルの電磁気学や熱力学を用いて、宇宙エレベーターという夢のような乗り物を作れるかどうかを論じる。材料開発に興味のある人、航空・宇宙分野に興味がある人はわくわくしながら読めるだろう。 (オーム社)

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