実験医学2013年2月号 構造から創薬に向かうGPCR研究〜シグナルを呼び起こす、そのダイナミクス

小笹徹:編

視覚(色覚)を司るセンサータンパク質を始め、私たちは外界からの様々な刺激(味、匂い、ホルモン、神経伝達物質)を受け取っています。これらは、私たちの体(細胞)の表面に存在するタンパク質が感じて、脳に情報を伝達してくれます。

これらのセンサータンパク質の総称をGタンパク質共役型受容体(GPCR)と呼び、私たちの生命恒常性に欠かせない分子であることから、薬作りにおいて重要な標的分子なのです。本書では、最新の様々な実験的手法を用いて、GPCRを対象とした薬作りに携わる研究者が、研究の現状を紹介してくれています。 (羊土社)

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