(株)貧困大国アメリカ
堤未果
1990年前後にソ連東欧の社会主義圏が崩壊し、2000年以降は、資本主義の独り勝ち、アメリカ一強の経済のグローバル化が進行しました。遺伝子組換え作物から医療保険まで、世界を股にかける多国籍企業の活動は、政治もコントロールし、国家の規制の手さえ及ばなくなりつつあります。環境運動や市民活動の前に立ちはだかる、グローバルな経済・政治システムの構造に果敢に切り込んだルポルタージュです。
(岩波新書)
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