液晶の歴史

デイヴィッド・ダンマー、ティム・スラッキン

液晶とは、大型テレビのディスプレイなどに使われている、個体と液体の中間状態の物質のこと。本書には、液晶がどのように発見され研究されてきたかが、研究者たちの人生とともに書かれている。また、液晶の研究というとディスプレイへの応用がメインだと思われがちだが、本書を読めば、実は発見されてから数十年は現在のような応用は考えられておらず、また、現在もディスプレイ以外への応用研究や基礎研究が盛んであることが実感できる。このような基礎から応用への流れは、あらゆる学問分野に通じる。厚い本なので最後まで読むのは少し大変だが、こういう本が読めるようになってから大学に入ると、大学生活はより幸せなものになるだろう。 (鳥山和久:訳/朝日選書)

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