意識はいつ生まれるのか

マルチェッロ・マッスィミーニ、ジュリオ・トノーニ

「意識とは何か?」という問題は、神経生理学の重要な問いの一つだ。脳・神経系の働きを調べると言っても、種類が多い上に、抽象的な脳・神経系の働きの、どの働きをどう調べるかなど道筋を立てなければ始まらない。プロの学者すら、自分が何のために研究を開始し、いかに研究を展開していけばよいか見失う。この本は、少しでも問題の本質に迫ろうとする学者たちの格闘ぶりを教えてくれる。一見難解そうに見えるが、読み始めると具体的にイマジネーションが広がり、神経生理学の世界に入門したいと考えている高校生が研究の現場を知るために格好の良書となっている。 (花本知子:訳/亜紀書房)

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