分子膜ってなんだろう シャボン玉から細胞膜まで
齋藤勝裕
究極に薄いナノメートルスケールの膜の一つが「分子膜」だ。これは自己組織化によって作られる構造物で、その名の通り、分子が単に横につながってできただけの非常に薄い膜だ。この非常に薄い「分子膜」が私たちの体を作る細胞を守る鎧になっているのだ。本書では、分子膜の基本的な内容から細胞に至るまで順を追って解説している。胞膜の構造を知ることで、いかにして特定の細胞膜を破壊する微生物に対して活性を有する薬剤を設計するかが見えてくる。
(裳華房)
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