怒りのブレイクスルー 「青色発光ダイオード」を開発して見えてきたこと

中村修二

青色発光ダイオードの開発でノーベル賞をとった先生の自叙伝です。著者は何度も失敗(爆発)を繰り返しながら実験を続けて、ある朝結果を見たら、自動測定されていた針が振り切れて成功していたというくだりがあります。これには熱いものを感じました。

青色発光ダイオードのおかげで、世の中にはカラーディスプレイや液晶テレビが普通にあります。たった一人の創意工夫が人類のくらしや歴史を変えます。もちろん経済も大きく変わります。そこには、学歴も出身もなく、夢と思索そして勇気があるだけ。世間的な改良ではなく、挑戦から始まっている。そこに研究者・技術者のロマンを感じます。 (集英社文庫)

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