ナノ材料のリスク評価のおはなし

篠原直秀

私たちの社会や生活を豊かにしてくれるナノ材料。ナノ材料は、たとえ同じ組成の物質であっても、大きさ、形状、帯電状態などの多様性を有しており、それらが応用される状況も様々だ。一方、ナノ材料が環境や健康に対して負の影響を及ぼすことが懸念されており、ナノ材料の潜在的なリスクを正しく評価・予測することができて初めて、その優れた機能や特性を私たちが安心して活用することができる。本書では、ナノ材料の基礎的な情報から有害性についての研究紹介、リスク管理、今後の課題などについて述べている。ナノリスクに関する国際的な取り組みも紹介されている。 (日本規格協会)

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