基礎医学系・先端医療バイオ系の本

記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方

池谷裕二

今から10年以上前に執筆された本だが、当時の最新脳科学の知見を元に著者が考える記憶のメカニズムを簡潔に記した、非常に魅力的な内容が満載された面白い本。脳科学や神経科学の醍醐味が理解でき、この分野の面白さを実感してもらえるだろう。 (ブルーバックス)



細菌の逆襲 ヒトと細菌の生存競争

吉川昌ノ介

この本を読むと、相当のレベルの細菌感染症の知識が身に付くだろう。細菌学の研究者にも勉強になるほど非常に詳しく書かれている一方で、一般の人でも理解が可能なように興味深く書かれているため、多くの人が書店で購入していた。高校生にとってはまだ難しい所はあるが、現在のネット環境であればその都度調べて理解して行くことは可能だろう。 (中央公論新社)



アンドロメダ病原体

マイケル・クライトン

ジュラシックパークの著者として有名なマイケル・クライトンによる1969年の作品。人口48名の町で、一夜でほぼ全員が謎の死を遂げる。生き残りはたった二名で、一人は老人、もう一人は赤ん坊。さて、結末は?この本はとにかく面白い。この小説に描かれる、宇宙から飛来した病原体の正体を突き止めるストーリー展開は、科学研究の展開全般に通じるものだ。将来の科学者を目指す高校生には役に立つだろう。 (浅倉久志:訳/ハヤカワ文庫)



睡眠の科学

櫻井武

動物は、なぜ睡眠という、外敵に襲われる危険行為をとる必要があるのか? 脳内のどのような分子基盤に基づいて睡眠と覚醒のスイッチが入るのか? これらを一般人にもわかりやすく解説しており、神経科学に興味を持ってもらうのには良い題材を取り扱った本だ。 (ブルーバックス)



脳を極める 脳研究最前線

立花隆

内容は20年前のものではあるが、日本の脳研究を牽引してきた研究者と、脳研究の基本が幅広く紹介されている。図解も多く、高校生や初心者向けの入門書として適している。 (朝日新聞出版)



進化しすぎた脳 中高生と語る[大脳生理学]の最前線

池谷裕二

中高生との対話から見た大脳生理学がまとめられており、高校生が神経科学を学ぶにあたり、導入としてわかりやすく適している。記憶や意識、脳の解釈など脳の力などについて、ストレートに、かつ平易な言葉運びでテンポよく解説する。 (ブルーバックス)



わたしの病気は何ですか? 病理診断科への招待

近藤武史、榎木英介

病理学というものがどんなものなのかを知ってもらう入門書として好適。臨床医と病理医の役割を例えるならば、臨床医は病気という「被疑者」を捕まえてくる警察官で、病理医はその病気を「審理」して診断という「判決」を下す役割だ。それをわかりやすく、現場の実状に即して説明してくれる。 (岩波科学ライブラリー)



免疫学個人授業

多田富雄、南伸坊

エッセイストでありイラストレーターの南伸坊氏が、免疫学について多田富雄先生に教えてもらうという形で書かれている。免疫学について、その歴史から最新研究までを、やさしく楽しく知ることができる。 (新潮文庫)



脳の中の「わたし」

坂井克之

「わたし」と「脳」の関係について、平易な言葉とオールカラーの絵本風イラストで説明する。「わたし」よりも先に「脳」が判断するなら、「わたし」とは一体何なのか。シンプルな中に深い洞察が含まれる本だ。 (榎本俊二:絵/講談社)



単純な脳、複雑な「私」

池谷裕二

著者が20年前に卒業した母校で、後輩の高校生たちに「最先端の脳科学」を紹介した講義録。脳科学における様々な実験結果を紹介しながら、「心」がどのようにして生まれるのかを説く。わかりやすく愉快な語り口も含め、脳神経科学の入門書として秀逸だ。 (ブルーバックス)


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