基礎医学系・先端医療バイオ系の本

記憶のしくみ

ラリー・スクワイア、エリック・カンデル

記憶のメカニズムを分子レベルで解説した、一般向け入門書。著者の一人、エリック・カンデルはノーベル賞受賞者でもある。記憶の種類についての記述や、脳外科手術患者に関する実録などは読みごたえがある。上・下巻から成る。 (小西史朗、桐野豊:監/ブルーバックス)



免疫学個人授業

多田富雄、南伸坊

エッセイストでありイラストレーターの南伸坊氏が、免疫学について多田富雄先生に教えてもらうという形で書かれている。免疫学について、その歴史から最新研究までを、やさしく楽しく知ることができる。 (新潮文庫)



人体実験ノススメ

鎌滝哲也

糖尿病を患う著者が、自身の体と病気の観察を通じて薬や治療とのかかわりを綴っている。大学で行っている研究もその延長線上にあるものだが、一般の人が研究的な視野で薬の使い方を考えるきっかけを提供してくれる。「自分が気になっていることが研究につながる」ということの実例。 (最新医学社)



単純な脳、複雑な「私」

池谷裕二

著者が20年前に卒業した母校で、後輩の高校生たちに「最先端の脳科学」を紹介した講義録。脳科学における様々な実験結果を紹介しながら、「心」がどのようにして生まれるのかを説く。わかりやすく愉快な語り口も含め、脳神経科学の入門書として秀逸だ。 (ブルーバックス)



現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病

岸本忠三、中嶋彰

最新の免疫学の最前線を、これに関わった本庶佑先生(京都大学名誉教授)、坂口志文先生(大阪大学)をはじめ、日本人研究者のエピソードを中心にわかりやすく解説した名著。著者は、インターロイキン6の発見というノーベル賞級の仕事を成し遂げた、岸本忠三先生(元大阪大学学長)。がんに対する抗体療法などが開花するまでの物語が、よく描かれている。ノンフィクションの物語としても楽しめる。 (ブルーバックス)



マンガでわかる免疫学

河本宏

複雑な免疫学の基礎を、マンガでわかりやすく解説している入門書。基本的な仕組みから、感染症、自己免疫病、アレルギー、がんや移植医療などについても、高校生が読んでよくわかるように解説を交えながら書かれている。 (しおざき忍:作画/オーム社)



免疫学はやっぱりおもしろい

小安重夫

免疫学の基礎が平易な言葉と図で解説されている。複雑な免疫系だが、発見の歴史や身の回りの現象からひもとかれている。この本を通じて免疫学という分野に興味を持ってもらえると思う。 (羊土社)



脳の話

時実利彦

大脳生理学を専門とする著者が、大脳皮質の働きについて様々な古典的実験をもとにわかりやすく書いている。古い著書であるが、脳における信号伝搬の様子、興奮・抑制の様子が説明されており、大変興味深い。 (岩波新書)



進化しすぎた脳 中高生と語る[大脳生理学]の最前線

池谷裕二

中高生との対話から見た大脳生理学がまとめられており、高校生が神経科学を学ぶにあたり、導入としてわかりやすく適している。記憶や意識、脳の解釈など脳の力などについて、ストレートに、かつ平易な言葉運びでテンポよく解説する。 (ブルーバックス)



山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

山中伸弥、緑慎也

著者・山中伸弥先生は、日本の誇る医学者。京都大学iPS細胞研究所所長・教授。「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」、すなわちiPS細胞の発見により、2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。若いころ、整形外科の道を選んだが、手術が下手で「ジャマナカ」と呼ばれていたという有名なエピソードなど、フリーの科学ライターを聞き手に語り、共著という形で出版した。山中先生の初の自伝で、この本はその文庫化である。 (講談社プラスα文庫)


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