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政府開発援助(ODA)とは、開発途上国の発展を支援することを目的に政府が行う、技術支援や資金援助のこと。支援はさまざまな分野で行われているが、道路などインフラ整備の技術は【土木材料・施工・建設マネジメント】で研究されており、農村や漁村の開発は【社会・開発農学】の分野で検討されている。
開発にあたっては、環境保全をふまえた取り組みが不可欠となる。開発事業が環境に与える影響を事前に評価する環境アセスメントは【環境影響評価】の研究領域。【環境政策・環境社会システム】では、環境負荷の小さい開発や持続可能性を考慮した開発のあり方を考える。
援助は、対象国の状況を理解した上で行うことが重要であり、【地域研究】や【人文地理学】の知見が生かされる。【経済政策】の中に、開発途上国の経済状況を研究する「開発経済学」があり、ODAに役立てられている。ODAには、2国間援助のほかに国際機関に出資・拠出する多国間援助があり、【国際法学】や【国際関係論】が関係する。