◆レーザー◆

同じ波長の光を集め、電子機器や加工、医療などに応用

光は、見える光は波長によって赤〜紫まであり、さらに赤より波長の長い赤外線や紫より波長の短い紫外線がある。レーザーは、このうち人工的に同じ波長のものを集めて取り出した、まっすぐ進む光のこと。レーザーについて研究するのは【光工学・光量子科学】の分野で、レーザーはビームの一種なので、【量子ビーム科学】の分野でも研究されている。レーザーを物質に照射して加熱すると高密度のプラズマが生成されるなど、【プラズマ科学】とも関係する。

応用としては、【応用物理学一般】では、レーザーを使って物質の性質を解明したり新たな技術を開発したりする研究をしており、【原子・物理・量子エレクトロニクス】では、電子・中性子・陽子・光子といった粒子のレーザーの研究を行っている。

またレーザーは、【電子デバイス・電子機器】ではCD-ROMなど、【生産工学・加工学】ではレーザー加工、【複合材料・表界面工学】ではレーザーによる物質の表面の加工や表面の状態の分析、【計測工学】ではレーザーセンサーというように、様々な分野で応用されている。