◆児童虐待◆

子どもの人生を左右する傷を身体や心に与えるもの

児童虐待には身体的なものだけでなく、心理的なものなども含まれ、いずれも虐待された時だけでなく、その後の人生にトラウマとなって残る根深いものだ。

【社会福祉学】では、自治体・国が子どもを守るための制度や仕組みを研究する。【臨床心理学】ではカウンセリングなどを通した被虐待児の心の回復について研究し、実践する。【家政・生活学一般】では、家庭と虐待の関係を問う。

【教育心理学】では虐待が心身の発達にどんな影響を及ぼすか、【教育社会学】【社会学】では虐待が起こる社会的背景や、親が置かれた状況と社会の関係などを研究する。子どもを学際的に研究する【子ども学(子ども環境学)】でも虐待は重要な研究テーマだ。【社会法学】や【刑事法学】では児童福祉法など法の側面から児童虐待について検討する。