学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
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層位・古生物学 恐竜絶滅など、地層・化石を調べ地球の変遷を探る |
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生物資源保全学 絶滅危惧種、生物の遺伝資源を守る |
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生態・環境 生物が自然界で暮らす有り様がわかる |
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自然共生システム ユニーク生物の生き様。人間とこう共生している |
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言語学 発音、文法、方言…言葉の不思議を探る |
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考古学 遺跡を発掘し人類の歴史発見 |
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自然人類学 サルから分化、人類の起源に迫る |
野生生物が棲む土地を開発するなど、人の活動によって、多くの生物が絶滅している。IUCN(国際自然保護連合)は、2020年5月、100万種以上の動植物が絶滅の危機に瀕していると報告した。地球は、全ての動植物の生態系によって成り立っているので、1つの生物の絶滅は人間を含むあらゆる生物に影響を与える。そこで、生物の多様性を保全するための研究をするのが【生物資源保全学】や【自然共生システム】という分野。生物の生態や生物が棲む環境を研究するのは【生態・環境】の領域だ。
また、生物の絶滅は、恐竜の絶滅など過去にも起こった。絶滅をもたらした過去の地球環境や、絶滅した生物の化石の研究は、地球惑星科学の【層位・古生物学】の分野。ヒトの進化の過程で絶滅した種族の研究は【自然人類学】や【考古学】で行われている。
一方、植民地支配された国の言語を使うことを命じられる、多くの人が話す言語を使うほうが便利などの理由で、絶滅(消滅)した言語や消滅しつつある言語は実は少なくない。文化の多様性を守ることも大事で、消滅危機言語や少数言語の研究は【言語学】で行われている。