自然人類学

ヒトの生物としての側面について、化石、遺伝子、ヒトに最も近縁の霊長類のフィールド調査から明らかにする

人類の形態   人類の起源・進化   骨考古学   遺伝   人類の成長と老化

学べる大学は?

研究をリードする大学

大学詳細

京都大学

理学部 理学科 生物科学系
【 主な研究者 】
中務眞人

東京大学

理学部 生物学科
【 主な研究者 】
石田貴文 近藤修 大橋順

琉球大学

医学部 医学科
【 主な研究者 】
石田肇 木村亮介
国際地域創造学部 国際地域創造学科 観光地域デザインプログラム
【 主な研究者 】
松本晶子

北里大学

医学部 医学科
【 主な研究者 】
太田博樹

北海道大学

医学部 保健学科 看護学専攻
【 主な研究者 】
山内太郎

山梨大学

医学部 医学科
【 主な研究者 】
安達登

札幌医科大学

保健医療学部 理学療法学科
【 主な研究者 】
松村博文

国立遺伝学研究所


その他の優れた大学

大学詳細

九州大学

文学部 人文学科 歴史学コース 考古学分野

考古学分野の大学院(地球社会統合科学府)では自然人類学が研究できる。主に古人骨を資料として、縄文人など東・北東アジア先史集団がどのように南北アメリカ先住民の起源と形成に関与したかについて研究している研究者が在籍。


海外で学ぶなら

大学詳細

Harvard University/ハーバード大学(米)

人類学部

University of California, Davis/カリフォルニア大学デービス校(米)

人類学

Liverpool John Moores University/リバプール・ジョン・ムーア大学(英)

Faculty of Science

【Natural Science and Psychology】 新しい設置された分野であり、新進の研究者(日本人を含む)を多数配している。

活躍する研究者

サバンナに暮らすヒヒから、ヒトの進化史を探る

松本晶子 先生
琉球大学
国際地域創造学部 国際地域創造学科 観光地域デザインプログラム/観光科学研究科 観光科学専攻

私たちヒトの祖先は700万年前ごろに誕生したと考えられています。かつてはたくさんのヒト属の仲間が地球上に存在していましたが、現在では私たちホモ・サピエンス1種を除い・・・

石田肇 先生
琉球大学
医学部 医学科/医学研究科 医科学専攻

【形質人類学】現生人類と同種のホモ・サピエンスの仲間、ネアンデルタール人の発掘調査に参画、埋葬という高い精神性を示した彼らの骨の骨格データをコンピュータ断層撮影(CT)などでデジタル化し、形態を解析する。日本列島の人びとの起源を探ることも大きなテーマにする。

西村剛 先生
京都大学
理学研究科 生物科学専攻/霊長類研究所

【音声言語を生み出す形態】工学的アプローチを通じて、霊長類の鼻腔の進化から、ヒトの音声言語の形成過程を形態研究から行っている点に特色。

伊藤毅 先生
京都大学
理学研究科 生物科学専攻/霊長類研究所

【マカクの形態と交雑種の研究】哺乳綱霊長目オナガザル科に含まれるマカクの形態と交雑種の研究。若手であり、CTデータ解析を多数、実施している若手。最近は遺伝学研究も始めている。

木村亮介 先生
琉球大学
医学部 医学科/医学研究科 医科学専攻

南太平洋のソロモン諸島における3地域集団を対象に、代謝関連遺伝子多型から肥満や血圧、 代謝関連の生化学マーカーとの関連を調べた。 オセアニア集団ではメラネシアとニューギニアの集団と比較してポリネシアのトンガ人で肥満と関連が高いことが示された。

松田一希 先生
中部大学
創発学術院/中部高等学術研究所

【重層化社会】霊長類から人類進化を考える際に、多くの研究者はヒトに近縁な大型類人猿を対象とする。しかし、テングザルを研究対象にした点は、この分野に新しい視点を提供するものとして評価できる。

沓掛展之 先生
総合研究大学院大学
先導科学研究科 生命共生体進化学専攻

【対立の解決】霊長類は寿命が長く、他の動物と同じテーマの研究が困難である。しかし霊長類だけでなく他の動物も対象として、行動生態学の理論検証型の研究を行っていることが評価できる。

学問をもっと深く知るために

[人類生態学]
「偏食」でも人類は生きられる? 人類生態学が人類を救う

梅崎昌裕 先生
東京大学 医学部 健康総合科学科

興味がわいたら

人類大移動 アフリカからイースター島へ

印東道子:編

アフリカで誕生したヒトが世界中に拡散する過程をわかりやすく解説する。人類の地球規模の移動をテーマに、形態学、遺伝学、霊長類学、古環境学、言語学、考古学、古地理学、民族学など12人の研究者がそれぞれの専門分野から、2012年刊行時点での当時の最新の研究を紹介している。人類学はいろいろなアプローチ方法・分野があるが、この本は、自分の興味がどの分野にあるのかを見つけるのに適した書だ。ひとつの仮説だけを紹介するのではなく、別の仮説がある場合にはそれも紹介している。これは科学の客観性を示している点で、良い書籍だといえる。 (朝日選書)


人類がたどってきた道  “文化の多様化"の起源を探る

海部陽介

約700万年前、アフリカで誕生したヒトは世界中に拡散する中で、多様な地域文化を成立させてきた。著者は、人類学者として、化石の形態解析と現地調査を通じて、アジアにおける人類進化・拡散史の解明に取り組んでいる。人類史に関する研究は、非常に複雑だが、それを正確に、高校生が読んでもわかりやすく書いている。 (NHKブックス)


チンパンジー ことばのない彼らが語ること

中村美知夫

著者は、タンザニアのマハレ山塊を中心に野生チンパンジーの社会を研究している。野生動物を観察することは、忍耐がいる。単に観察するだけではなく、そこで観察したものがなぜ面白いかを考える必要がある。この本からは、チンパンジーの野外調査を知ることができる。自身のサイトでは研究成果の一般公開をするとともに、チンパンジーの行動や食べ物、その他の動物、アフリカの人々の暮らしなども写真を中心に紹介している。http://jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp/nakamura/中村美知夫のページ (中公新書)


まねが育むヒトの心

明和政子

この本は、ヒトの心がどのようにして成立してきたか、その進化の過程をヒト、チンパンジー、サルと比較。最近の研究トレンドである「共感」の重要性について説明している。著者の京大霊長類研究所時代の恩師は、松沢哲郎博士。チンパンジーに言葉を教える「アイ・プロジェクト」で有名な動物心理学者・霊長類学者だ。同研究所を経た著者は、ヒトの心だけでなくチンパンジーの心も対象にする比較認知発達科学という新分野を開拓。自らの妊娠・出産・育児体験を踏まえ、赤ちゃんが見せる「まね」を観察し、ヒトらしい心の発達の条件を科学的な解明に挑んでいる。

(岩波ジュニア新書)


本コーナーは、中高生と、大学での学問・研究活動との間の橋渡しになれるよう、制作・運営されています。

「学べる大学は?」の「研究をリードする大学」で紹介する大学は、科学研究費の採択件数が多い大学です。( →詳しくはこちら )

各先生の所属など、掲載されている大学(学部・学科ほか)の名称は、2020年1月段階の調べによります。実際の進路選択等に際しては、各大学のHP等で改めてご確認ください。

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