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流体力学とは、液体や気体などの形の変わる物体の運動を扱う物理学の一分野のことだ。【流体工学】で、規則正しい流れ、乱れた流れなどあらゆる流れ物理的特性を明らかにし、飛行機や車、船などに生じる揚力や空気抵抗、水の抵抗の計算などに活かす。また、ポンプや送風機など流体機械の研究もする。【航空宇宙工学】でも航空機やロケットに関わる流体の研究を行う。
流体を物理的に分析するのは【数理物理・物性基礎】の領域となる。【生物物理・化学物理・ソフトマターの物理】では、個体と流体の間の性質を持つコロイド粒子が研究される。
地球の大気や海を扱う【気象・海洋物理・陸水学】、【環境動態解析】においても流体力学は使われる。【岩石・鉱物・鉱床学】では地球内部のマントルの流体的性質を研究する。【自然災害科学・防災学】、【水工学】では、流体力学を用いて波や風、土砂など流体の動きを解析し、防災に役立てる。