◆バイオメカニクス◆

生き物の身体の仕組みを力学的に解明

バイオメカニクスとは、生物のからだの仕組みや動き方について、力学的に研究する分野のこと。その成果は様々な領域で応用されている。

例えば、【生体医工学・生体材料学】で取り扱われる人工臓器は、人間の身体の仕組みを理解し、それを模倣することで作られている。【機械材料・材料力学】は人工関節なども扱っており、バイオメカニクスの知見が必要だ。また、身体の動きを科学的に理解することは、【リハビリテーション科学・福祉工学】や【整形外科学】の基礎になる。

身体の仕組みを知ることは、より良い身体の動かし方の研究に必要だ（【スポーツ科学】、【身体教育学】）。【自然人類学】では、生物としてのヒトの形や関節の可動域などについて研究している。

【知能機械学・機械システム】などで研究される、生き物のように動くロボットを作るのにもバイオメカニクスの知見は活かされる。